ダイナミックミキサー preeflow®eco-DUOMIX

eco-DUOMIXには、ミキサーに代えて、省スペース化された、ディスポーザブル混合カプセルをディスペンサーに取り付けて使用、モーター駆動のダイナミックミキシングを行います。
カプセルは交換可能な金属製ニードルと組み合わせて、処理が難しいとされていた材料でも最適に混合し、確実な微小量シーリング塗布が可能です。

ダイナミックミキサーpreeflow® eco-DUOMIX
エンドレス・ピストン原理

preeflow® eco-DUOMIX450

  • peeflowシリーズに初めてダイナミックミキサーを搭載
  • 混合が難しい2液剤に適用
  • ミキサードライブ搭載でコンパクト設計
  • 最小8µlまでの微量混合が可能
  • 隙間容積を最適化したディスポーサブル混合カプセルで材料無駄を削減
  • 既存のeco-DUO450を専用キットでアップグレード(個別コントロールユニットが必要)
preeflow® eco-DUOMIX

吐出試験

同じ容積流量および同じ環境条件にて、スタティックミキサーとダイナミックミキサーを使用して混合した結果を比較: 同じ制御装置(同じキャリブレーションとプログラム)と同じポンプ(ドライバー、ポンプハウジング、ローターとステーター等)で実験し、混合方式により差異を確認。 材料は、取り扱いの難しい、2液性エポキシ接着剤を、混合比は重量で10:1(A:B)で、吐出速度(0.5 ml / min〜6 ml / min)を変えて確認。図1に示すように、スタティックミキサーを使用したテスト材料は、部分的のみで完全硬化できませんでした。

ダイナミックミキサーでは、最大200 rpm、最大2000rpmの速度を適用。図2のように、最小速度で均一な混合が可能。より高い吐出速度とミキサー速度でも材料に光学的に差異は見られません。 このように、ダイナミックミキサーは、スタティックミキサーでは処理できなかった2液性エポキシ接着剤を、最小の混合速度でも確実に混合し、最適な液剤塗布が行えます。

スタティックミキサー (左)  eco-DUOMIX(右)

協働ロボットとの組合わせ例

eco-DUOMIXの結果

システム例


①セルフレベリング液、低粘度材料、センサー含む  ②非セルフレベリング液、中~高粘度材、センサー、圧送含む

アプリケーション

専用コントローラーeco-CONTROL EC200-DUOを使用することで、点塗布・線塗布・ポッティングなどさまざまな塗布工程に適応します。

産業:自動車産業・電磁部品・医療機器他
2液接着剤、シーラント材:シリコン・エポキシ・ポリウレタン・アクリレート系他

preeflow® eco-DUOMIX使用例
preeflow® eco-DUOMIX使用例

製品仕様

  eco-DUOMIX450
重量 約1,600 g
最小液圧 0 bar、セルフレべリング材料
最大液圧 20 bar 入力圧、 非セルフレべリング材料
最大吐出圧※1 20 bar
適用粘度 水溶性~ペースト系理
吐出流量 0.2 ~ 12 ml/min
最小吐出量 0.008 ml
吐出精度※2 ± 1 %
混合比率 1:1 ~ 10:1
ステーター材質 VisChem (オプションl VisLas)
液送口 G 1/8“ DIN/ISO 228
吐出口 ルアーロック式
接液部品 アルミニウム、アルマイト/ステンレス/ VisChem / HDPE/ PP / PA(オプション:VizsLas)
動作環境 +10℃~ +40 ℃
繰り返し精度 > 99 %
流量※3 0.080 ml
最大混合速度 (± 10 %) 800 rpm

※1 最大吐出圧とセルフシールは、材料粘度が下がると減少し、粘度が上がると増加します。材料メーカーにご相談ください。
※2 ディスペンサー1回転の絶対偏差としての容積吐出。吐出材料の粘度によって変わります。
※3 最大流量は、材料粘度、入力圧、混合比によって異なります。