業界別塗布事例 業界別塗布事例

業界別塗布事例

お客様の課題を解決した、精密塗布技術の事例を業界別にご紹介します

自動車・自動車部品

嫌気性接着剤(ネジロック剤)の安定塗布を実現:ネジ部への線塗布事例

ネジ部への線塗布事例

課題背景

自動車部品、産業機器、電子機器などに使用されるネジやボルトは、振動や衝撃による緩み防止のため、嫌気性接着剤(ネジロック剤)による固定処理が広く採用されています。 しかし、ネジ部への接着剤塗布工程では以下のような課題がありました。

  • 接着性能のばらつき
    嫌気性接着剤(ネジロック剤)は、ネジの緩み防止を目的として使用されます。適正量がネジ山全周へ均一に供給されることで、本来の緩み止め性能を発揮します。
    塗布量や塗布位置にばらつきが生じると、接着性能や固定力に差が発生し、製品品質の安定化が課題となっていました。
  • 適正塗布量の管理が難しい
    嫌気性接着剤は、少なすぎると十分な緩み止め効果が得られず、多すぎると締結時にはみ出しや周辺部品への付着を招く可能性があります。
    安定した緩み止め性能を維持するためには適正な塗布量管理が不可欠ですが、従来の塗布方法では塗布量のばらつきが発生しやすく、品質管理上の課題となっていました。
  • 塗布位置の再現性確保が難しい
    ネジ部への塗布では、毎回同じ位置・同じ長さで液剤を供給することが重要です。
    塗布位置にばらつきが生じると、接着剤の分布が不均一となり、本来期待される緩み防止性能を十分に発揮できない場合がありました。

導入効果

高精度ダイアフラムバルブSV62の導入により、嫌気性接着剤(ネジロック剤)の塗布工程において以下の効果が得られました。

  • 安定した接着性能を実現
    SV62は高い吐出再現性により、ネジ部へ一定量の嫌気性接着剤を安定塗布します。
    塗布量や塗布位置のばらつきを抑制することで、ネジごとの固定性能のばらつきを低減し、緩み防止性能の安定化に貢献しました。
  • 塗布量の標準化による品質管理負荷の低減
    SV62は微量吐出から連続塗布まで安定した吐出制御が可能なため、適正塗布量を維持しながら安定生産を実現します。これにより、過剰塗布や塗布不足による品質リスクを低減し、品質管理の負担軽減にもつながりました。
  • 高い塗布再現性による安定したプロセス構築
    ネジ部への塗布位置や塗布長さを安定して再現できるため、製品ごとのばらつきを抑制。
    量産工程においても安定した塗布品質を維持できるため、工程全体の信頼性向上に貢献しました。

塗布工程動画も公開中

嫌気性接着剤(ネジロック剤)の塗布動画

高精度ダイアフラムバルブSV62による、ネジ部への嫌気性接着剤(ネジロック剤)の安定した線塗布動画です。

導入製品

ダイアフラムバルブ SV62

SV62は、接液部に不活性ポリマー樹脂を採用した高精度ダイアフラムバルブです。嫌気性接着剤や瞬間接着剤などの反応性液剤に対応し、液剤が金属接液部と接触しにくい構造を採用しています。また、ダイアフラム方式による開閉機構により、微量吐出から連続塗布まで高い再現性を維持しながら安定した吐出制御が可能です。

接液部に金属摺動部を持たない構造のため、嫌気性接着剤のような反応性液剤においても安定した吐出性能を維持します。

ネジロック剤をはじめとする低~中粘度液剤の塗布工程において、長時間にわたり安定した運転を実現します。

  • 接液部に不活性ポリマー樹脂を採用
  • 嫌気性接着剤・瞬間接着剤などの反応性液剤に対応
  • ネジ部への線塗布に適した高い塗布再現性
  • ロボット・自動機との組み合わせが容易
  • メンテナンス性に優れたコンパクト設計
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ダイアフラムバルブ SV62