業界別塗布事例 業界別塗布事例

業界別塗布事例

お客様の課題を解決した、精密塗布技術の事例を業界別にご紹介します

自動車・自動車部品

車載基板上の電子部品固定用シリコーン接着剤塗布

車載基板上の電子部品固定用シリコーン接着剤塗布

課題背景

車載基板では、コネクタや電子部品の固定、振動対策、補強接着などを目的として、シリコーン接着剤を必要箇所へ安定して塗布する工程があります。車載用途では、振動・温度変化・長期使用環境に対応するため、接着剤の塗布量や塗布位置のばらつきを抑えることが重要です。

しかし、シリコーン接着剤は中~高粘度であるため、塗布停止時に液剤がノズル先端へ残りやすく、液ダレや糸引きが発生しやすい材料です。これにより、塗布形状の乱れ、周辺部品への付着、外観不良につながる場合がありました。

また、連続塗布工程では、吐出量のばらつきやシール部の摩耗により、安定した塗布品質を維持することが課題となっていました。

  • 高粘度シリコーン特有の液ダレ・糸引き
    シリコーン接着剤は粘度が高く、塗布終了後も液剤がノズル先端に残留しやすい傾向があります。液ダレや糸引きが発生すると、塗布位置からのはみ出しや周辺部品への付着が起こり、外観品質や後工程に影響を与える可能性がありました。
  • 電子部品固定部における塗布量ばらつき
    車載基板上の電子部品固定では、必要量の接着剤を安定して供給することが求められます。
    塗布量が不足すると固定力や補強効果が不十分となり、過剰に塗布すると周辺部品への付着や材料ロスにつながります。
  • 連続運転時のメンテナンス性と安定性
    量産工程では、長時間にわたり安定した吐出を維持する必要があります。シール部の摩耗や吐出不安定が発生すると、メンテナンス頻度の増加や生産停止につながることがありました。

導入効果

ピストンバルブ SV35DAを導入することで、中~高粘度シリコーン接着剤の安定塗布と液ダレ抑制を実現しました。

  • サックバック機構による液ダレ抑制
    SV35DAはサックバック動作により、塗布終了時の液剤を確実にシャットオフします。高粘度シリコーン接着剤で発生しやすい液ダレや糸引きを抑え、塗布形状の安定化と外観品質向上を実現します。
  • 電子部品固定部への安定塗布
    SV35DAは中~高粘度液剤に対応しており、シリコーン接着剤を必要箇所へ安定して塗布できます。部品固定や補強接着に必要な塗布量を再現性よく供給できるため、接着品質のばらつき低減と信頼性向上に貢献します。
  • UHMWダイアフラムによる長寿命化
    シーリングヘッドにはUHMWダイアフラムを採用しており、長寿命運用が可能です。シール部の劣化を抑制し、メンテナンス頻度低減と安定生産に貢献します。

塗布工程動画も公開中

SV35DAによる車載基板上の電子部品固定用シリコーン接着剤塗布動画です。
中~高粘度液剤に対して、液ダレを抑えた安定塗布を実現しています。

導入製品

ピストンバルブ SV35DA

SV35DAは、車載基板上の電子部品固定や補強接着工程において、シリコーン接着剤を液ダレなく安定塗布できる中~高粘度液剤向けピストンバルブです。

  • 車載基板工程における安定塗布
  • シリコーン接着剤への高い適応性
  • サックバック機構による液ダレ・糸引き抑制
  • 電子部品固定部への高再現性塗布
  • UHMWダイアフラムによる高耐久・長寿命化
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ピストンバルブ SV35DA