業界別塗布事例 業界別塗布事例

業界別塗布事例

お客様の課題を解決した、精密塗布技術の事例を業界別にご紹介します

自動車・自動車部品

スピーカー部品への主剤・硬化剤個別スプレー塗布で、飛散抑制と均一な塗布品質を実現

スピーカー部品への主剤・硬化剤個別スプレー塗布

課題背景

スピーカー部品では、防振・固定用途として高粘度の2液性接着剤が使用されています。

本工程では、2液性接着剤の主剤と硬化剤をそれぞれ個別に塗布し、その後ワークを回転させることで液剤を混合する「主剤・硬化剤個別塗布方式」を採用しています。

高粘度の2液性接着剤は、あらかじめ混合すると粘度上昇や硬化反応が進行しやすくなるため、工程によっては各液剤を個別に塗布し、ワーク上で混合させる工法が採用されます。また、主剤・硬化剤それぞれに最適な塗布条件を設定できるため、狭小部品への精密塗布にも適しています。 一方で、高粘度液剤を個別にスプレー塗布する工程では、以下のような課題がありました。

  • 高粘度液剤の均一塗布が難しい
    主剤・硬化剤ともに粘度が高く、一般的なスプレー方式では十分な霧化が難しい場合があります。塗布ムラや液だまりが発生すると、ワーク上での混合状態にも影響を与え、接着品質のばらつきにつながる恐れがありました。
  • オーバースプレーによる周辺部品への付着
    飛散した液剤が周辺部品へ付着し、不良や清掃工数増加の原因となっていました。
  • 非接触塗布と塗布精度の両立が困難
    狭小な塗布エリアでは高い塗布精度が求められる一方、ワークへの接触による部品破損や位置ズレも防ぐ必要がありました。

導入効果

これらの課題に対し、高粘度液剤対応コーティングスプレーバルブ「SV01S」を導入することで、高品質なスプレー塗布工程を実現しました。

  • 高粘度液剤の均一なスプレー塗布を実現
    SV01Sは30,000mPa・s程度までの高粘度液剤に対応しており、安定した霧化によって均一な塗布パターンを形成できます。主剤・硬化剤をそれぞれ安定して塗布できるため、ワーク上での混合品質向上にも貢献しました。
  • 飛散を抑えた高精度塗布
    オーバースプレーを抑制しながら必要な箇所へ塗布できるため、周辺部品への液剤付着リスクを低減しました。
  • 非接触塗布によるワーク保護
    ワークに接触することなく塗布できるため、精密部品へのダメージや位置ズレを防止し、安定した生産工程を実現しました。

塗布工程動画も公開中

SV01Sによる高粘度2液接着剤のスプレー塗布動画を公開しています。
主剤・硬化剤を個別にスプレー塗布し、その後ワーク回転によって混合する工程や、飛散を抑制した塗布状態をご確認いただけます。

導入製品

コーティングスプレーバルブ SV01S

SV01Sは、スピーカー部品への高粘度接着剤塗布に適したコーティングスプレーバルブです。本事例では、2液性接着剤の主剤・硬化剤をそれぞれスプレー塗布し、その後ワークを回転させて混合する工法に採用されています。

  • 30,000mPa・s程度までの高粘度液剤に対応
  • エポキシ、シリコーン、UV材、グリスなど幅広い液剤をスプレー可能
  • 飛散を抑えた高精度スプレー塗布を実現
  • 非接触塗布によるワーク保護
  • SVC620Sとの組み合わせで簡単な霧化調整と高い再現性を実現
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コーティングスプレーバルブ SV01S