

半導体・SMT・電子部品
タッチパネル・センサーパネルの電極形成工程では、導電性を確保するために銀ペーストが広く使用されています。しかし、導電フィラーを多く含む高粘度・高充填タイプのペーストは、ノズル先端で凝集しやすく、従来の空圧式ディスペンサーでは吐出安定性の確保が難しいという課題がありました。特に長時間連続運転時にはノズル詰まりや吐出不良が頻発し、ライン停止や再調整が必要になるなど、生産性と品質の両面で大きな影響を及ぼしていました。
また、ライン状に均一な塗布を行う際には、空圧制御だけでは吐出量が一定に保てず、塗布幅のばらつきや端部のにじみが発生。これにより、電極間の導通不良や外観不良が発生し、最終製品の歩留まり低下を招いていました。
超微小容積式ディスペンサー ecoPEN XS180 の導入により、以下のような改善が実現しました。
内部構造で液剤を定量転送する容積式機構により、導電フィラーの滞留を抑制します。フィラーを潰さずに移送できるため変形したフィラーがノズルで詰まる現象を抑制できます。
吐出ばらつきを±1%以内に改善。ライン塗布でも均一な膜厚と安定した塗布幅を実現し、外観品質と導通信頼性の両立を達成。また、立ち上がり時の吐出安定化時間も短縮され、タクト改善にも寄与しました。
粘度変化や液面変動の影響を受けにくい容積式構造により、高粘度ペーストでも長時間連続運転が可能に。不良率の低減と稼働率の向上が実現し、生産性+メンテナンス性の改善を達成しました。
ecoPEN XS180は、世界最小クラスの吐出量0.25μLを実現した高精度容積式ディスペンサーです。
±1%という高い再現性で、微小量・高粘度・高充填液剤にも安定対応します。空圧変動や粘度変化に左右されにくく、微細パターンの形成に最適です。