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エンジニアリングなよもやま話
 
よもやまその1
携帯電話は、最先端技術の「総合デパート」
矢印
よもやまその2
カーナビの始まりは、意外にも「異文化交流」でした
矢印
ひょんなつながり
高精細製品の液剤塗布作業に不可欠な
超高速ジェットディスペンサー「イースター」
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よもやまその1 携帯電話は、最先端技術の「総合デパート」
 「先輩…おれ大変なことしちゃったんです」「どうした? 真っ青になって」「ケータイ、落として壊れちゃったんです」「…それが大変か?」「そうですよ! 得意先と連絡とれなくなっちゃいます」---最近は、本当にこんなケースが増えているそうです。彼が青ざめるのは、主に「メモリされている電話番号や、メルアドが失われた」ということのようですが、実は、今日の携帯電話を落として壊す、などということは、日本の最先端技術を破壊するという行為なのです。  

よもやまその1 小さなボディに知恵と技術を凝縮
例えば、いわゆる「お財布ケータイ」は、以前にこのメルマガでも紹介した"RFID"、非接触ICの技術をワンチップに凝縮して搭載したもので、自動販売機やお店に設置された端末との情報のやり取りによって、チャージされた「電子マネー」から必要金額を引き落としています。それから、搭載されているのが当然の感すらある「デジカメ」ですが、最近は外側に300万画素クラスのCCD、内側に10万画素クラスのCMOSと、2つのカメラを搭載している機種も増えています。また、街に設置されたQRコードをこのカメラで取り込めば、音声ガイドも楽しめるサービスも一部地域で開始されています。更には、電波上の相性が悪いといわれていた「FM/AMラジオ」との融合も果たしました。いかがでしょう、携帯電話一つあれば、社会的な情報はほぼ網羅できてしまうのです。まさに「ユビキタス時代」の申し子ですね。
しかし忘れてはいけないのが、これら、メールの送受信、Webページのダウンロード、Flashのアニメーション、画像の圧縮などなど、デスクトップパソコンと同等の機能に、最も基本の「通話」の機能。これらのアプリを制御するFPGAの開発は、エンジニアが作っているということです。多様化・高度化するニーズに、技術の多重化・高密度化で応える、その挑戦は果てるところがないのです。
 

よもやまその1 電子技術だけじゃない、「ものづくり」真髄があります
一方、もう一つ重要なのが「小形化・軽量化」です。これに応えるためには、基板・回路の小形・高密度化やバッテリの長寿命化、薄膜液晶の開発などが必須になります。更に「覗き見防止シート」などには高分子技術まで用いられています。このようにソフト、ハード両方の「最先端技術」が凝縮したのが、携帯電話なのです。ですので、企画が通らなかったとといって、携帯電話に八つ当たりして乱暴に閉じたり、電波状況が悪いといって振り回したりするのは止めてください。そうそう、落とさないように、ネックピースで下げておくのが正解かも知れませんね。 さらなる小型化・軽量化へ


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よもやまその2 カーナビの始まりは、意外にも「異文化交流」でした
もう一点、最近の携帯電話に付加された機能として「道案内」があります。当初は地図を表示するだけでしたが、最近はGPSを用いたルートガイド機能も充実し、まさしくハンディタイプの小形カーナビといった様相になってきました。
では、その「本家カーナビ」は、どのように進化してきたのでしょうか?

「カーナビの歴史は?」と聞くと、「軍事衛星を利用したGPSシステムの開発」と答える人が多いことでしょう。しかし、それよりも前から、カーナビの研究は行われていました。この日本で、しかも「サウジアラビアの人のために」なんです。
 
よもやまその2 初めは要するに方位磁石でした…
1977年日本の電気メーカは、サウジアラビアの人たちが砂漠を渡ってメッカを目指すのに迷わないようにと「電子方位計」の開発を始めました。つまり地磁気をトレースして方向を割り出すという単純なものでしたが、彼らが一日8回礼拝するという習慣を考慮し、ボタンを押すと、その地点でのメッカの方向を指すというユニークな機能まで搭載していました。しかしこれは実用化されず、その後80年代後半になってGPS測位が確立すると、あとはご存知のとおり、リアルタイムの交通情報やメール受信、立体的な地図表示や音声によるガイド、更にはDVDの搭載による映画鑑賞やTVチューナの内蔵など、その機能を急速に拡大していったのでした。
前述のように、携帯電話がカーナビに近づくのに対し、こちらはAV機器としての機能を充実させているようにも見えます。ゲームのダウンロードなど、Web機能としては似通っていますが、こちらは車の中を「リビングの延長」として捉えようとしているようです。このまま、両者は微妙な立ち位置で両立するのでしょうか、それとも、「大いなる融合」が起こるのでしょうか? ちょっと楽しみですね。
携帯電話はカーナビに近づく



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ひょんなつながり 高精細製品の液剤塗布作業に不可欠な「イースター」
高機能、高精細製品を構成する部品の多くは非常に微細でデリケートです。組立工程などで微細部品に液剤を塗布する作業では、微小量の液剤を正確に、部品を傷付けることなく細心の注意で行なうことが重要です。

スペースショットディスペンサー「イースター」は、超微小量の液剤をワークに非接触で高精度に吐出することが可能です。
従来式のように、ノズルがあたって微細部品を損傷したり、液圧の変化による液ダレ等が起きません。また、Z軸を必要としないので生産タクトが飛躍的に向上します。
1mg以下の微量塗布で、6000ショット/分の高速処理が可能で、LCDやCCDのシーリング(エポキシ/UV樹脂)などに好適です。

詳細はこちら →
>> スペースショットディスペンサー「イースター」
「イースター」


製造拠点のグローバル化に対応するSET高精度ディスペンサーSDP400
ディスペンサーSDP400は、多様な液剤の塗布作業に対応する汎用型ローコストディスペンサーです。ティーチ機能に従って塗布時間を設定でき、安定した繰り返し塗布が可能です。バキューム制御機能により低粘度液剤にも対応します。

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>> ディスペンサーSDP400
ディスペンサーSDP400



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