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第6回
   
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ディスペンサー導入
ビフォー・アフター2
・ケース1◇精密医療機器製造に、SETディスペンサーが選択される現場
・ケース2◇作業者の手の疲労を完全制圧した現場
知って得する情報!! ・その液剤に合っていますか?正しいノズルの選び方
コンサルティングサポート ・あらゆる液剤を短時間で簡単に塗布したい!
 そんな要望にお応えします!
 ディスペンサー導入のビフォー・アフター2
前回に引き続き、今回も ディスペンサーを導入する事で飛躍的に作業効率が改善する、実際の現場を見ていくことにしましょう。
  ケース1 ◇精密医療機器製造に、SETディスペンサーを選択した現場

 

◆Before◆
医療用機器業界では、いかにして小型で耐久性に優れた製品を開発・製造していくかが共通の課題となっている。その流れを受け、血流中の酸素飽和度を測定するパルスオキシメーターを専門に製造するこのメーカーでは、白衣のポケットにも収まる小型の新商品の開発に着手していた。設計の初期段階から、接着剤を正確かつ確実に塗布することが製造工程で非常に重要だと認識されていた。
そこで、プロジェクト管理者は、(1)高水準の塗布性能を持ち、(2)簡単に使用でき、(3)あらゆる液剤を異なる組立作業の用途に合わせて最適な塗布ができるディスペンサーを探した。
 

 

◆After◆
複数のディスペンサーメーカーに話を聞き、実際にデモを見て回った結果、条件に合致したディスペンサーが見つかった。それが、SETディスペンサー「SDP400-30」である。これは超微量塗布用で、塗布時間とエアー圧を高精度に制御できる。吐出圧力は0〜0.2Mpaという優れものである。
こうして、小型、高耐久性の新商品は誕生し、世の中に広く受け入れられていった。この新商品の品質と生産量の維持に大きく貢献するのが、SETディスペンサーであることは言うまでもない。
さらに、プロセス管理がきめ細かくできることで、製造コストは予想以上に大幅に削減された。もちろん、接着に関する不良は事実上ゼロとなり、接着剤の消費量も厳しく管理できるようになった。


  ケース2◇手の疲労を完全制圧した現場

 

◆Before◆
ある自動車部品メーカーでは、250種以上の燃料ポンプを製造している。その組立工程の1つに、金属製ハウジングに管状継手を挿入し、接合部の周りに銅系蝋(ロウ)付けペーストを線塗布する工程があった。作業者は蝋付けペーストの入った手絞りボトルからそのまま塗布をしていた。蝋付けペーストは高粘度の液剤で、金属粒子入りのため濡れた砂のように重い。そのため、長時間作業を続けると手が疲労し、塗布量にばらつきが出ていた。
そのような状況を改善する為、まず、この工場では作業者の手の疲労を軽減させようと、塗布作業は1人1日2時間以内としたローテーションが組まれた。しかし、今度は作業者が替わることによる塗布量のばらつきが出てしまった。
そんな時、1人の作業者がSETディスペンサーのカタログをおもむろに取り出し、言った。「試しにこれを使ってみないか?」
 

 

連絡を受けたサンエイテックのスタッフは、この会社が現状かかえている問題を分析し、エアー圧で液剤を塗布する自動式ディスペンサーのデモを行った。繰返しの作業でも手の疲労がなく、簡単な操作で毎回確実な定量塗布ができるデモを見せられ、作業責任者は心の中で「これだ!」と叫んだ。
さっそく1台を発注し、作業現場で評価を行うことになった。そして、全社的に導入が決定するまでそう時間はかからなかった。
 

 

◆After◆
当初、手の疲労と作業性の低下から導入した自動式ディスペンサーだったが、他にも多くのメリットをもたらした。
まず、液剤使用量の無駄が60%削減できた。手絞りボトルでは液剤を密閉していないため、液漏れや自然硬化でかなりのロスがあったのである。また、手絞りボトルでは液剤の詰め替えに多くの時間が取られていたが、ディスペンサーではプリパックしたシリンジを交換するだけで済むので、数分の作業が数秒に短縮された。さらに、新人のトレーニングが簡単になったことも大きい。手絞りボトルだと正確に適正量を塗布することは非常に難しかったため、新人にはとても任せられない作業であった。しかし、ディスペンサーの場合は作動と停止の仕方を教えるだけで済むため、新人でも安心して任せられるようになった。今では現場の作業者は手の疲労から回復され、楽しみながら作業を行っているという。
知って得する情報!!

その液剤に合ってますか?正しいノズルの選び方

ディスペンサーにおける液剤の定量吐出において、ノズルの選択は非常に重要でノズルコンポーネントす。意外と見落としがちですが、ノズル選択1つで作業効率や精度が劇的に向上する場合もあれば、使い捨てとなるノズルをやみくもに浪費してしまい、製造コストを押し上げる要因にもなります。使用する液剤によってノズルを賢く使い分けることが重要です。

●ニードルノズル 針部はステンレス製、ハブ部はポリプロピレン製で、針長・口径サイズが豊富
●アングルノズル ニードルノズルの針先を45°90°に曲げたもので作業性を向上
●フレキシブルノズル 針部はポリプロピレン製、ハブ部はポリエチレン製で、針部が柔軟性に富み、差込みが困難な場所や、低粘度液剤の塗布に最適
●テーパーノズル ノズル全体がポリプロピレンまたはポリエチレンで成型加工され、中〜高粘度液剤に最適
●テフロンノズル 針部はテフロン製、ハブ部はポリエチレン製で、瞬間接着剤の塗布に最適

  詳細はこちら→ ノズルコンポーネント

コンサルティングサポート あらゆる液剤を短時間で簡単に塗布したい!そんな要望にお応えします。

高精密で高性能な製品のニーズが日々高まる一方で、製造現場では信頼できる液剤塗布製品が求められています。高精度な定量塗布作業は品質の向上とコストダウンに貢献し、塗布の安定性は生産量の増大も可能にします。
現在の塗布作業でお困りな点などございませんか?
弊社では専門のスタッフより、お客様のニーズに最適な製品提案をさせて頂きます。

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「液剤のムダを大幅削減するSET高精度液剤吐出システム」ご期待ください!

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