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エンジニアリングなよもやま話
よもやまその1
忙しい現代人にぴったり。
圧力鍋は調理時間が1/3!
矢印
よもやまその2
ボールペンのボールと車のエンジンで
回転数勝負!
矢印
ひょんなつながり
超微量塗布に最適なニードルバルブ SV51MD
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よもやまその1 忙しい現代人にぴったり。圧力鍋は調理時間が1/3
水は100℃で沸騰すると習いましたが、これはあくまで1気圧の場合で、例えば富士山頂のように地上の2/3ぐらいの気圧しかない所では、水は約87℃で沸騰します。このように水の沸点は周りの気圧に合わせて変化し、気圧が低くなると沸点は下がり、気圧が高くなると沸点は上がります。この性質をうまく利用したのが圧力鍋です。  

よもやまその1 圧力鍋の原理
圧力鍋は鍋本体と蓋を完全に密閉した構造で、発生した蒸気を中に閉じ込め、内部の圧力を高めることで、水の沸点を上昇させる仕組みとなっています。ただ、内圧が上昇し過ぎると非常に危険なため、安全弁(圧力調整装置)をつけて、内圧を2気圧程度に保ち、沸点が120℃前後になるように設計されています。ちなみに圧力調整の方法は、「おもり式」と「スプリング式」の2つに大別できます。おもり式は、蒸気を逃がす穴を金属のおもりでふさぐ方法で、機構は簡単ですが、調理中にカタカタと音がします。一方、スプリング式は、バネの力を利用する方法で、構造は少し複雑ですが静かなことが特長です。  
よもやまその1 時間とエネルギーを節約
圧力鍋は高温高圧で調理するため、100℃で調理する普通の鍋より調理時間が短くてすみます。また、火を消してからも内圧が1気圧に下がるまで、ずっと100℃以上の内部温度を保っているわけですから、この間も調理しているのと同じ効果が得られます。例えば煮豆料理ですが、普通の鍋で1時間30分煮込んだものより、圧力鍋で15分煮て10分蒸らす方が柔らかくなるそうです。このように圧力鍋は、普通の鍋より調理時間を約1/3に短縮することができ、エネルギー消費量も大幅に節約できる優れモノなのです。 圧力鍋は、普通の鍋より調理時間を約1/3に短縮することができ、エネルギー消費量も大幅に節約できる優れモノ
よもやまその1 圧力鍋の短所
圧力鍋は万能のように思えますが、短所もあります。
まず、調理途中で味見ができないことです。すぐには蓋が取れませんので、最初に入れた調味料で味が決まってしまいます。また、蒸気を満たす空間が必要なため、鍋いっぱいに材料を入れることができず、普通の鍋よりワンサイズ大きい鍋を選ぶ必要があります。

圧力鍋は普通の鍋より高価であるという印象がありますが、ガス代などのランニングコストまでを考えたトータルコストでは割安となります。それよりも何よりも料理が美味しくなりますので、味まで含めた満足感では激安だと思います。
 



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よもやまその2 ボールペンのボールと車のエンジンで回転数勝負!
ボールペンの原理は、ペン先のボールが回転することで、軸の中のインクがボールの表面に付着し、それを紙に転写することで書ける仕組みになっています。快適な書き味は、滑らかなボールの回転が必要で、ボールの加工精度、耐磨耗性は非常に高いものが要求されます。ちなみに、このボールの直径は0.3?から1.6?ぐらいまでいろいろありますが、0.5mm、0.7mmが主流のようです。 ボールペンのしくみ
よもやまその2 ボールペンのボールVS車のエンジン
それではボールペンのボールはどれくらいの速さで回転しているのでしょうか。A4用紙の左上から右下まで一気に線を引いた時の回転数(?)を計算してみましょう。この時のボールの直径は0.5mm、引いた線の長さは314mm、引くのにかかった時間は1秒と仮定します。ボールは1回転で約1.57mmの線を引くことができますから、314mmの線を引くには200回転しなければなりません。つまり、1秒間に200回転、1分間の回転数に直すと12,000rpm(RebolutionPerMinutes)となります。普通の乗用車だとタコメーターは6,000rpmぐらいから、高級スポーツカーでも8,000rpmぐらいからレッドゾーンに入ります。いかにボールペンのボールが高速回転しているかが分かります。

何気に使っているボールペンですが、陰ながら一生懸命回転しているボールの存在を忘れないようにしたいものです。間違ってもボールペンを千枚通しの代わりに使ったりしないでくださいね。
 



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ひょんなつながり 超微量塗布に最適なニードルバルブ SV51MD
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